エンマ ムーミン一家が洪水から逃れて移り住んだ劇場の持ち主、エンマ。年とった女の劇場ねずみエンマと呼ばれていますが、ねずみではなく、フィリフヨンカ族のようです。彼女の亡くなった夫のフィリフヨンクは、劇場の舞台監督でした。夫亡き後、エンマはせっせと掃除をしながら、独りで劇場を守ってきました。気難しいところもありますが、何も知らないムーミンパパたちが教えを乞うと、親身になってお芝居のことを教え、上演に協力してくれます。彼女は小説『ムーミン谷の夏まつり』だけに登場します。